本作には複数の続編映画が作られている。いずれも本作と設定を共有し共通の役者が出演しているが、続編同士には互いに繋がりがない内容となっている。貸し別荘に到着した2人はその床下から、ビデオの映像に登場した古井戸を発見し、それに触れた玲子は父親によって井戸に突き落とされた貞子の最期を幻視する。期限の時刻が刻々と迫る中、玲子と竜司は死に物狂いで貞子の遺体を探し、ついに井戸の底から貞子の白骨死体を見つけ出す。玲子は期限を迎えても死に至らず、胸を撫で下ろす。台風により伊豆大島を出る船便が欠航し、玲子がビデオを見てから1週間の期限が迫る中、玲子は竜司や陽一の元には無言電話がかかってこなかったという事実から、決定的な手がかりは一連の発端である伊豆の貸し別荘近くにあるという可能性に思い至る。貞子の為にと決意を固めた山村老人が自らの漁船を出し、2人を伊豆へと送り届ける。しかし翌日、検証のために玲子から渡された「呪いのビデオ」を見てからちょうど1週間を迎えた竜司は、自宅のテレビが突然点灯するのを目撃し、そこに映し出された井戸から這い上がってくる貞子の姿を目にする。電話が鳴り響く中、長い前髪を揺らし奇怪な動きで歩み寄ってきた映像の中の貞子は、テレビの画面を通り抜けて這い出し、竜司の眼前にその姿を現す。そして恐怖にすくむ竜司へとにじり寄り、前髪の間から覗いた狂気の目で彼を睨み殺す。 なので考察を楽しみながらストーリーにのめり込めるような、ホラー要素のあるミステリー映画という印象の方が強かったですね。そう考えると、7日間の猶予が設けられていることにも納得ですよね。リングと言えば貞子によるホラー演出というイメージが強かったのですが、思ったよりも貞子が主張せずにミステリーっぽいストーリーがメインになっていて驚きました。ホラー映画と言えば『リング』か映画『呪怨』というイメージがあるのですが…。どこで聞いたかは忘れましたが、呪い・妖怪・幽霊といった存在は認知度・知名度が上がることでその力が増すという話を聞いたことがあるので…。私の大好きなイヤミス感でラストは締められていて良かったですね!竜司の協力のもと呪いを解く手がかりを調べていくのでしたが、2人の息子・陽一も導かれるように呪いのビデオを観てしまいます。呪いのビデオを観たために命を落としたという親戚の女子高生の情報をもとに、玲子は親戚の女子高生の動向を追いながら呪いのビデオを探し始めました。だから貞子は水と関係する井戸を覗き込んでおり、そこを背後からやってきた伊熊博士に襲われたのだと考えられます。なのでホラー映画を求めている方には不向きな作品かもしれませんね。しかしそんな彼女たちの足取りを追って伊豆の貸別荘に行きついた玲子でしたが、そこで彼女自身も呪いのビデオを観てしまいます。貞子が井戸に落とされた後に上を見上げていたことを思うと、このときに貞子はまだ生存していたのだと思います。貞子の狙いもそのあたりにあり、あえて呪いのビデオから助かる方法というのを設けているのかもしれませんね。貞子があまり登場せずホラー演出がほとんどないためか、正直ホラー映画としての怖さはあまり感じませんでしたね。だとすれば伊熊博士は貞子が自分の子供でないことは最初から知っていたはずだと思うのですが、なぜ貞子を引き取ったのでしょうか?このブログでは私が観た映画についての個人的な感想・考察を書いていきます。呪いのビデオについて取材していたシングルマザーのリポーター・浅川玲子。ホラー映画好きな方には、ぜひとも『リング』で命のタイムリミット設定の怖さを実感してみていただきたいです!息子のために祖父、自分にとっての実父をためらわず犠牲にする母。ただ逆にホラー映画がちょっと苦手という方、ホラー要素のあるミステリー作品がお好きな方、考察好きな方にはおすすめしたい作品になっています!もしかしたら伊熊博士は静子に心底惚れていたのですが、自分以外の人を愛し続けていることに嫉妬。ちなみに祖父に呪いのビデオを押し付けた後の展開については、続編の映画『らせん』で語られています。あちらも恐怖演出少なめでホラー要素のあるミステリー映画という印象だったので、似ている部分はあるかなと思います。大島の方言で「水遊びばかりしていると化け物がくるぞ」と呟きながら、どこかを指差している白頭巾の人物の映像。そんなことをする理由は不明ですが父親として娘に側にいてほしいと思っていたのか、もしくは能力のある貞子を仲間に引き入れたかったのかもしれませんね。7日間の猶予は呪いのビデオをダビングして他の人にビデオを渡すために用意された時間。今となってはあの恐怖の着メロで有名なホラー映画『着信アリ』など、様々なホラー映画でこういった設定がありますが、当時は斬新な設定だったのではないでしょうか。らせんについても記事を書いておりますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください!興味を持っていただけた方はぜひぜひ読者登録・フォローをよろしくどうぞ!(*'ω'*)改めて考えてみると、観た直後ではなく観た7日後に呪いを受けるという命のタイムリミットが用意されているのが、何とも残酷で怖い設定だなと思いました。これで呪いのきっかけとなる実験の年代について、自分たちが生きた場所について、噴火を予知した超能力についてが分かるようになっています。そして呪いのビデオのあの指を指している白頭巾男のワンシーンは、貞子が生前に予知していた映像。ここは考察というよりもほとんど個人的な妄想に近いですが、もし身近にそんな超能力者がいることを想像したら、ない話ではないのかなと思っています。つまり貞子は静子と伊熊博士の不倫の末の子供ではなく、静子は化け物だけという誓いを立てていた、化け物以外とは関係を持たなかった。呪いのビデオを観てしまった玲子が助けを求めたのは元夫・高山竜司。陽一を守るために何とか呪いを解こうと2人がさらに呪いのビデオについて調べていくと、呪いのビデオと関わりのある『とある女性』の存在に行きつき…。生前、静子はマスコミ公開のもと行われた実験中に、静子をインチキだ!と非難した記者が貞子の呪いを受けて命を落としているのを目の当たりにしていました。静子はその時まで知らなかった様ですが、貞子には念で人の命を奪う能力があります。呪いのビデオの内容を振り返りつつ、1つ1つの意味を貞子の人生と照らし合わせて考察していきたいと思います!なのでホラー要素のあるミステリー映画がお好きな方、残穢がお好きだった方であれば、リングは気に入る方の多い映画なのではないでしょうか。おそらくですが噴火に巻き込まれた人々が、噴火の熱や火山灰から逃れるために水辺・海へ行こうとしている映像なのかなと思います。意味的にはほぼ新聞記事の方と同義ですが、もしかしたらこれが静子・貞子が予知した光景なのかもしれませんね。静子は海で1人ぶつぶつとおかしな言葉で話していた、伊熊博士は貞子の実の父親ではなかったのかも、貞子の父は人間ではないかもという話がありました。白頭巾はおそらくご遺体に掛ける白い布を表しているのだと思われます。ホラー要素のあるミステリー映画がお好きな方、考察好きにはぜひともチェックしてみていただきたい映画です!結局怖いのは人間というラストがお好きな方、イヤミス感のあるラストがお好きな方にはぜひともリングのラストはチェックしてみていただきたいですね。 映画「チェンジリング」は2008年公開のアメリカ映画です。 この映画は1920年代に実際にあったゴードン・ノースコット事件を、その被害者家族であるクリスティン・コリンズを中心に描いた映画です …
観ると一週間後に死ぬという呪いのビデオについて取材していた浅川玲子。 彼女の親戚にあたる女子高生も呪いのビデオを観た一週間に死亡しており、彼女と一緒に呪いのビデオを観ていた他の3人も同じ日に死亡していました。そして、そんな彼女たちの足取りを追って伊豆の貸別荘に行きついた玲子自身も、そこで呪いのビデオを観てしまいます。 玲子が助けを求めた元夫・高山竜司と2人の息子である陽一も導かれるように呪い … 『リング』は、1998年1月31日に公開された、日本のホラー映画。見た者を1週間後に呪い殺す「呪いのビデオテープ」の謎を追う、鈴木光司の同名小説『リング』を原作とする映画作品。監督は中田秀夫。 配給収入10億円を記録 するヒット作品となり、後に続くジャパニーズホラーブームの火付け役となった 。 ジャパニーズホラーの代表作「リング」、そしてリングの登場する最恐キャラクターである貞子。映画で公開されたリングとはどのような作品なのか、そのあらすじや結末をネタバレでご紹介します。また、リングに欠かせない存在である貞子とは一体何者なのか? リングとは、鈴木 光 司によるホラー 小説、及びそれを原作とした映画、ドラマ、漫画の事である。 曖昧さ回避 リング( rin g)-「輪」「 指輪 」などの環状のものを 指 す英単 語 。 リングのもう1つの続編映画『リング2』。 個人的には以前記事にしたもう1つの続編映画『らせん』の方が好きではありましたが、こちらはこちらで良かったのではないかなと思います。 今作はらせんのエンディングが好みではなかった方、ホラー映画が苦手な方におすすめの映画ですね。