さん」こと芳須勲ガイドが、4歳の娘と挑んだ富士登山で見えてきた、子供との登山を解説。 山頂付近では冷えるので、フリースなどの防寒着が必要。登山用の高いものでなくてもいいので、持参して下さい。子供の体は冷えやすいです。手袋も必要です。綿のシャツは濡れると乾かないので不可。乾きやすい服を準備して下さい。元気なうちは走って登る子供もいますが、ゆっくりゆっくり体を慣らしながら登ります。遅すぎると思えるようなペースでちょうどいい!息切れしないように調整しましょう。トイレが有料だから、並ぶから、水も高いし・・・といった理由で水分補給を控えると、高山病のリスクが一気に増します。休憩のたび、喉が渇く前に水分を補給しましょう。登山者が富士山を断念する理由はいくつかありますが、高山病が大きな理由であることは間違いありません。体力不足、装備不足、そして高山病。高山病だけは事前に練習や順応ができないので、その場での対応になってしまいます。いくら体力があっても、天気が良さそうでも、絶対に必要な登山の装備。日本で一番高い山に登るにはきちんと準備をしないといけません。最近はレンタルも増えてきました。時々深呼吸をさせて下さい。特に腹式呼吸ができれば高山病にはなりにくくなります。雲海荘で高度順応させます。直ぐに小屋で休まずに、宝永火口へのハイキング最後は、なかなか厳しいコンディションになってしまいました(^_^;)Copyright © 2015-2017 Okimoto Guide All Rights Reserved.②・・・九合目・・・浅間神社・・・剣ヶ峰(3776m)・・・雲海荘・・・富士宮口=富士宮ホテル・泊これが子供と登る場合に、とっても大事だと思っています。親の余裕がなくなり、殺伐とした家族登山をいっぱい見てきました。下山まで子供を楽しませてあげる努力をしましょう。お菓子やジュースもあったほうがいいだろうし、酸素を吸うことだって子供には楽しみ。ストックで引っ張ってあげれば喜ぶし、雪でだって遊びたい。これまで見たことないような景色にきっと喜んでくれると思います。褒めちぎって、やる気を出させましょう(^_^) そして、ちゃんと歩いた後のご褒美も考えておきましょう!登山として考えると富士山は決して難しいとは思いませんが、運動を全くしない人が登れる山ではありません。たとえ登れたとしても、楽しくは登れないでしょう。登れるということと、楽しく登れるは全く別のことです。少なくとも数回は親子で登山をして準備して下さい。更に、富士山に持っていく装備を事前に使ってみてください。よく見かけるのは、親より子供が元気で、疲れた親が子供に当たるシーン・・・。親は絶対にトレーニングをきちんとして、余裕を持ち子供に接して下さい。近くで見ていて辛くなります。いくらランニングや水泳、ジムに通っても、登山の練習はできません。山の練習は山でしましょう。富士山には、いくつもコースが有ります。最も代表的なのが、山梨県側の吉田口です。ツアーに参加すれば、大半が吉田口からになります。しかし、私は富士宮口をおすすめします。理由は簡単、吉田口は登山者が多すぎるからです。登山中は常に渋滞で、山を楽しめるという要素は殆どありません。山小屋は大混雑、夜中もずっと登山者で溢れて、ゆっくり眠ることなど到底無理。トイレも行列。これでは、子供は本来の力を出すことはできないし、親も疲れてしまうでしょう。そこで、私は富士宮コースをすすめます。登山者は吉田口よりずっと少なく、行列になるポイントはほとんどありません。また、山頂の剣ヶ峰に近く、日本最高地点に登頂できる確率はぐっと上がります。子供のペースで歩くことができます。欠点は登りと下りが同じ道ということ。須走や御殿場は体力がいるので、避けたほうがいいでしょう。ガイドである私が、考えに考えて子供を連れて行った、富士登山スケジュールです。子供にとって富士山は簡単な山ではありません。大人だけならともかく、子供の日帰り登山は厳しいと思います。富士山ではコースの選択と山小屋の選択が重要。大きな声でいえませんが、富士山の山小屋は世界で一番劣悪な山岳宿泊施設だと断言できます。あれだけ多くの人を狭いスペースに寝かせ、貧素な食事、汚いトイレであの値段はありえません。山頂に近づくほど、施設はさらに悪くなります。ヨーロッパ、北米の山小屋などと比較になるはずもなく、ネパールや東南アジアの山々よりずっと悪い。逆を言えば、富士山の山小屋を知っていると、世界中どこに行っても快適です。個人的には入山制限を課すべきと考えますが、富士山自体が利権の塊になり、山梨と静岡で対立があったりするくらいなので、無理でしょう。人だらけで、子供が登山嫌いにならないように、私は六合目の雲海荘に宿泊しました。この小屋はゆったりしていて、乾燥した羽布団で寝ることができます。オイルサーディンの缶詰の中のような、山小屋では寝かせたくなかった。子供の体は大人よりもずっと冷えやすいです。大人は寒くなくても、子供の保温は常に考えておきましょう。寒くなると高山病の症状も出やすくなります。富士山は砂利道と岩場がほとんどなので、底が固く、ハイカットの靴がおすすめ。ただ、子供は足首が柔軟で怪我をしにくいので、運動神経のいい子だったら運動靴でいいと思います。 大人は絶対にトレッキングシューズか登山靴が必要。富士登山といえば、ご来光を見る為の夜間登山が有名です。ヘッドランプをつけて、暗い登山道を黙々と歩く。睡眠も十分足りない・・・。混雑するとマナーの悪い登山者がルートを外れて歩き、石を落とすことも。こんな状況で、子供が楽しい登山をできるわけがありません。親も子供の顔色はよくわからないし、体調の変化に気づきにくい。落石のリスクもある。と言った理由で、可能な限り夜間登山は避けた方がよいでしょう。このサイトが役に立ったと思われた方は、Amazonでお買い物の際に、下記のリンクから購入いただけると嬉しいです。よろしくお願いします。これで楽しんで歩けたので、良いプランだったのかな?娘はこの時、3年生で体は学年で1番小さかったようです。但し、2日目は朝の5:00から夕方の16:00まで歩いています。①自宅=富士宮口新五合目・・・新六合目雲海荘・・・宝永火口・・・雲海荘・泊
子供と一緒に富士登山。実際に子供と富士山に登った山岳ガイドが教える、装備・コース・日程・高山病などの子供と一緒に富士山へ登るための7つのポイントとアドバイス。
子供は何歳から登山できるのだろう。例えば、日本一の富士山なら――。「いきいき登山ガイド・ヤッホー!! 日本各地発の富士山登山ツアーの一覧とリンク集です。バスツアーをメインとして、飛行機・新幹線利用のツアーも掲載しています。また登山ツアーを利用する際の注意事項、メリット・デメリットのことも書いています。 2020シーズンの富士登山バスツアー、富士登山ツアーをご案内します!初心者から上級者まで満足のプランをご用意。幅広くご参加いただける富士登山ツアーを幅広く取扱い!初登山でご不安な方は何度でもお問い合わせください。何度でも登りたくなる日本一の富士山へ! 初心者向け!おすすめの富士山登山ツアー特集について 富士山登山ツアーに参加して富士山頂を目指したいとお考えのあなたへ。富士山登山ツアーにも様々なツアーがあり、どのツアーが自分に合っているのか迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。 バスツアーより料金は高くなりますが、子供の高山病やバテを考えるとゆったりしたこのツアーに参加して大正解でした。 子供と一緒に、お父さん、お母さんも初めて富士登山をする方の参考になれば幸いです。 スケジュールはざっとこんな感じです。
!」と言うようになり、そこから一年間しっかり練習をして、山歩きのコツを身につけました(この一年間の練習登山は後日書きたいと思います)。きちんと練習すれば4歳でも10kmくらいは平気で歩けるようになります。単純に「富士山に登ってみたい?」と聞けば、子供は「登ってみたい」と言います。子供は富士登山がどれだけ大変かを知らないのです。登山の大変さを理解してもらうためにも「練習登山」が不可欠です。うちの娘は「おしゃべり」なので、何ヶ月も前から「山小屋では騒がない」ということを口がすっぱくなるまで伝えました。また、お母さんがいない環境でも寝られるよう、父娘二人だけでキャンプにも行きました。先日、砂が多く、登りづらい「下山道」を必死になって登っている親子を見かけました。富士山に「登山道」と「下山道」があるということすら知らない様子でした。子供の世話をしながら、安全面を考慮して登るのはとても疲れます。シーズン中、年に5~6回富士山をガイドしている私でも、ぐったりするほどです。これは子供が小さければ小さいほど疲れます。完璧にサポートする自信のない人は、やはり、小学生になってから、ガイドをつけて登った方がよいと思います(ガイドをつければ安全面をサポートしてもらえますので、親は自分と子供の世話に専念できます)。今回はちょっと厳しい話をしました。山登りは人と競うものではありません。大人のエゴで無理に登らせる必要はないと思います。安全で楽しい思い出を作ってください。高山病に対して、可能な限りの対策(水分補給、ペース配分など)を行ったため、今回の富士登山では、4歳であっても、一度も高山病とみられる症状はありませんでした。自分が富士山に登ったことがないのに、ガイドもつけず、幼い子供を連れて行くなんて自殺行為です。子供の安全を考えるなら、せめて下見のために一度くらい富士山を登っておかなければいけません。山小屋は、知らない人と大勢で雑魚寝をするようなもの。おとなしく出来るかが、とても重要です。寝つきが悪い、いつもと違う環境で眠れない、夜泣きをしてしまう、寝小便をしてしまう、寝起きが悪い、といった子は他の登山客に迷惑です。 日本人なら一度は登ってみたいと思う富士山。富士山は日本の最高峰だけど、実は初心者向け?実際に年間の登山者数は20万人から30万人!大変な数の人が登ってるのです。ということは、やさしいルートがある?!子供でも登山できる?どれくらいの時間で登頂できるの? ふじやまツアー おまかせ!富士登山(ツアー名は変わることがあります) 【料金】 大人¥17,800~、小人(小学6年生以下)¥16,800~ 子連れ富士登山は少人数ツアーが安心! 世界遺産に登録されてから、富士山の登山者が増えています。