ただし、PiTaPa区間指定割引のような、利用状況に応じて、定期券代と比べて安い方を適用するサービスはありません。PiTaPaにチャージした金額はあくまでも、電車やバスなどの公共交通機関の利用に限定されます。さらに駅構内にあるクイックチャージ機などで、SMART ICOCA1枚で希望金額までチャージできる「クイックチャージ」機能が利用できます。チャージ利用額は紐付けたクレジットカードに請求されるため、カード会社のポイント還元対象になります。そのため、毎月5往復しない場合は、定期券よりもPiTaPa区間指定割引を利用した方が、定期券代以下の金額で利用できます。ICOCAとPiTaPaで利用可能なチャージ方法は、微妙に違います。では、メリットデメリットで比較するとどちらがお得なのでしょうか。JR西日本グループのクレジットカード「J-Westカード」以外とも連携可能なので、手持ちのクレジットカードでチャージできるのは手軽です。つまり、ICOCAやSuicaを持っていても「PiTaPaで支払えます」と書かれたレジでは使えません。PiTaPaポストペイに対応する路線であれば、事前にチャージの必要はなく、利用代金は後払いになります。ただし、交通系ICカードを利用した支払いは、一部の加盟店を除いて、得られる旨味が少ないです(例:対象店舗以外ではポイントが貯まらない)。ただし、2018年時点のデータですが、各交通系ICカードの発行枚数は「ICOCA:約1,850万枚、PiTaPa:約320万枚」と5倍も差がついています。またICOCAとPiTaPaともに、モバイル対応はしていません。例えば、鶴橋⇔近鉄奈良の区間を通学で利用する場合、通学定期券の金額は以下の通りです。(片道:490円、往復:980円)PiTaPaはPiTaPaポストペイエリアではチャージの必要はありません。そのため、PiTaPaエリア外で利用して残高不足になった時は、のりこし精算機などで現金チャージが必要になります。またICOCAとPiTaPa、両方ともクレジットカードとの紐付けが可能です。PiTaPaとは違い、申込みに審査が必要ないので、自動券売機やみどりの窓口ですぐに発行してもらえます。ちなみに、JR西日本の駅では、オートチャージ機能は働きません。紐付けるクレジットカードによっては、年会費が有料な場合があります。またポイント還元率の高いクレジットカードと紐付ければ、チャージ金額に応じたポイントも多く貯められます。PiTaPaを解約する時のみ払い戻しができますが、その際に払い戻し手数料として500円+税がかかります。区間指定割引では、事前に良く利用する1区間を登録することで、1ヶ月間の利用状況に応じて「1ヶ月定期運賃」と「割引適用運賃」を比較して安い方が請求されます。(1ヶ月定期運賃以上の金額にはなりません)ただし、以下の場合は、以前と同じくPiTaPaカードにチャージした残高から支払います。交通系ICカードのチャージ方法は、主に「券売機」、「自動改札機(オートチャージ)」、「お店」で行なえます。交通系ICカード全国相互利用エリアで、PiTaPaを利用する場合は、ポストペイ機能が使えないので、ICOCAと同じく事前チャージが必要になります。利用前にチャージ(入金)が必要なので、券売機やコンビニのレジなどで、定期的にチャージを行ないます。クレジットカードと紐付けた利用が主流で、PiTaPaカード発行審査があるため、申し込みから発行まで2週間程度かかります。審査が必要で発行に時間がかかりますが、関西で電車やバス、地下鉄などを利用する機会が多い方は、PiTaPa一択です。ICOCAはICカード対応の券売機やお店で、チャージできます。そのため、乗車での利用に割り切って使うならば、不便さは感じにくいと思います。そのため、例えば進学や就職、引越しなどを機会に、PiTaPaを全く使わなくなった時は忘れずに、解約する必要があります。suica+オートチャージ使っちゃうと、ICOCAもPiTaPaも少しずつ足りない。。suicaは、乗り物も店も仕えるし全国仕えるけど、ICOCAにはオートチャージないし、PiTaPaは関西以外の店で使えない。。惜しいなーICOCAはJR西日本、PiTaPaはスルッとKANSAIが展開しています。特に春や夏の長期休みの期間は、区間の利用頻度も減ると思うので、お得を実感しやすいです。PiTaPaポストペイエリアは、JR西日本と主要な私鉄・バスを、ほとんど網羅しているので、残高不足の心配なく、スムーズな乗車ができます。各交通機関の割引サービスの対象になる交通系ICカードは、圧倒的にPiTaPaの方が多いです。PiTaPaのサービスはよく、JR西日本のサービスは改善すべきですね。「スマホ1つ持って電車やバスに乗りたい」と思うのであれば、Suicaの選択肢があります。PiTaPaオートチャージでは、PiTaPaエリアの改札機や運賃箱の読み取り部にPiTaPaをタッチした時、残額が1,000円以下だと、自動的に2,000円がチャージされます。関東にもSuica派とPASMO派がありますが、同じように関西にもICOCA派とPiTaPa派に分かれます。近鉄、JR、阪急を使って通学する場合、どれをどう使えばお得なんでしょうか?3ヶ月以上の通学定期を購入するのが一番お得なのかな?交通費のみだけで考えてです。ちなみに、ICOCAとPiTaPaでは、いずれも「時間帯指定」と「利用回数」に応じた、ポイントまたは割引サービスがあります。お得よりも、使い勝手の良さや使えるサービスの違いで、選んだ方が良いかと思います。PiTaPa利用時にチャージした残額が減るかどうかを。以下のシチュエーションで見てみます。この普及の背景には、やはり「ICOCAカードの発行の手軽さ」が、大きいように感じます。毎日通学で利用ならば、PiTaPaとICOCAのどちらを使っても定期代は変わりません。JRについては、ICOCA・PiTaPaともに時間帯・利用回数に応じたポイント付与や割引が受けられます。オートチャージ機能は、カード申込み時に「オートチャージ設定を登録する」を選んだり、PiTaPaエリアの主要な駅や営業所で設定したりすると利用できます。例えば、東京に旅行に行った時に「電子マネーSuica支払いに対応」のお店で、ICOCAでも支払えます。基本的に、駅の窓口や券売機で、身体障害者割引・知的障害者割引の乗車券を購入できるので、そちらを利用する形になります。逆に、PiTaPaを持っていても「SuicaやICOCAで払えます」というレジでPiTaPa払いは使えません。PiTaPa利用分は、後日、一括で請求されて、指定した金融機関の口座から引き落とされます。ICOCAとPiTaPaの大きな違いとして「プリペイド(前払い方式)」と「ポストペイ(後払い型)」であることが挙げられます。その代わりに、指定の金融機関口座に旧カードのチャージ残高の金額が振り込まれます。その際の払い戻し手数料は無料です。駅の窓口で申込書がもらえるので、必要事項を記入の上、送付すると、特別割引用ICカードが手元に届きます。子供の通学定期について。南海汐見橋線という大阪でもレアな路線で毎日通学するのですが、PiTaPa定期ICOCA定期どちらがお得でしょうか?毎月の利用回数や利用額に応じた割引サービスは、鉄道会社・バス会社ごとに用意されています。そのため、複数の交通機関を利用されることが多ければ、割引が受けやすいPiTaPaをおすすめします。SMART ICOCAとは、クレジットカードと紐付けられるICOCAカードのことです。ちなみにPiTaPaカード更新の際、今までのPiTaPaカードのチャージ残高は、新しいPiTaPaカードに引き継がれません。ICOCAカードは新規発行時にデポジット代として500円かかりますが、解約時には現金でキャッシュバックされます。交通系ICカードの全国相互利用と同時に「電子マネーの全国相互利用」もできるようになりました。
2020.03.06. 関西で有名な交通系ICカード・電子マネーは「ICOCA」と「PiTaPa」です。ICOCAはプリペイドなので、事前にチャージして利用します。PiTaPaは対応エリア内では後払い式となり、チャージなしで使えます。その他の違いも徹底比較します。